新型水虫菌としてようやく国内でも認知されだしたトリコフィトン・トンズランスについての情報を書き込みました。新型水虫(トンズランス菌)の国内感染者数は約3万人ともいわれています。新型水虫菌(トリコフィトン・トンズランス菌)はスピード感染をする水虫菌でもあります。新型水虫菌の知識をつけて、予防に治療にお役立てください。
新型水虫菌(トリコフィトン・トンズランス菌)は国内でもすでに3万人がこの新型水虫に感染していると報告されています。
この新型水虫菌の感染ルートは、研究結果によると元々、南ヨーロッパに生息していた菌が、中世に中南米へと伝染し、20世紀になると交通手段の発達が原因で、アメリカ・オーストリア・アジアなどへと急激に感染域を拡大していったと報告されています。新型水虫菌と通常の水虫菌との違いは、足の裏や陰部にできる従来の水虫菌とは異なる特徴から新型水虫菌は非常に判断しにくいという特徴があります。
新型水虫のトリコフィトン・トンズランス菌は、世界中で患者数が急増している水虫菌で、日本では2001年に確認された新しい水虫菌を新型水虫と呼んでいます。
新型水虫菌は「たけしの本当はこわい家庭の医学」で放送されてようやく国内でも認知されだした水虫菌で、日本ではなじみの薄いトリコフィトン・トンズランスと呼ばれる新型水虫菌です。
このサイトでは、この新型水虫菌(トリコフィトン・トンズランス)の症状や感染経路、
治療法、予防策についてご紹介しています。
新型水虫菌の特徴は発疹が頭部、顔、首、体部などいままで水虫になりにくい部位でもおきるのが特徴だということは、おわかりいただけたかと思います。それではこの新型水虫菌であるトンズランス菌の感染はどのようにして人から人へと感染していくのでしょうか。
新型水虫菌は、まず体に虫刺されのような発疹や、頭皮にポツポツと発疹ができ、フケの量が増えるような症状が発生します。しかし、新型水虫菌は体部のいたる部位に感染する特徴があるため、水虫に感染したという自覚症状がない場合があります。
よく言われる感染経路は格闘家どうしでの接触感染が多いといわれています。
柔道、レスリングなどの選手の場合、新型水虫菌は競技中に肌が密着しこすれる部分、顔、首、腕、上半身などに直径数センチの赤い発疹として発症します。また最近では、家族内での新型水虫菌の感染も確認されはじめてきています。格闘家に代表される柔道、レスリングは相手との体を密着させる機会が多い競技のため、擦過傷ができやすく、新型水虫菌(トンズランス)は強力な感染力で傷口から感染していくのです。
まずトンズランス菌は接触感染をする水虫菌であるという部分は従来の水虫菌と同じです。
トンズランス菌が世界の各所に感染していった原因のひとつにも格闘技の国際競技があげられており、2000年以降に入ると日本にもトンズランス菌が、学生の部活動などを通じて感染が広がっています。トンズランス菌に侵されている危険性がありますので重症化する前に対策を講じましょう。
通常の水虫菌と新型水虫菌のトリコフィトン・トンズランス菌も、そもそも白癬菌(はくせんきん)と呼ばれるカビの一種です。しかし通常の水虫菌との大きな違いは、足以外の特に上半身に感染することが多いという症状が特徴です。トンズランス菌は「頭部」「顔」「首」にも感染する特徴があり、体部のいたる箇所にて感染する可能性があります。
頭部にトンズランス菌が感染した場合、かゆみもないため気付きにくく悪化の一途を辿ることで、最悪の場合は頭部がハゲてしまう悲劇を招くことがあります。
トンズランス菌の初期症状としては、最初は、虫に刺された感じの発疹ができます。蚊に指された感じなので、虫刺されだと勘違いし、気が付かずに放置してしまうと、化膿した状態になってしまいます。
またこのトンズランス菌の特徴で次に恐ろしいことは、通常の水虫菌に比べトンズランス菌は非常に感染力が強く角質への進入速度が約2倍と速いことから、あっという間に体の各所に転移してしまうというやっかいな特徴があります。また新型水虫菌は感染速度が恐ろしく速いうえに接触感染をして、人から人へと感染していくやっかいな水虫菌のため、常日頃から新型水虫菌に対しての知識と対策をしなければ予防することは困難な状況です。
新型水虫菌の治療法ですが、新型水虫菌と思われる赤い発疹が体部位にでき、今までなかった発疹が顔、首、腕などにできる、フケが増えたなどの症状が見られる場合は、新型水虫菌への感染が疑われますので皮膚科で検診をおすすめします。
ここで新型水虫菌が確認された場合、新型水虫菌の量を確認し、軽度の症状であれば抗真菌薬を塗り治療することになります。皮膚科で行う検診は従来の水虫の検診と同じく皮膚を少し削って顕微鏡による確認をしたり、培養検査でトンズランス菌の有無を確認をします。
頭部の場合も同様で、軽度であれば抗真菌薬の入ったシャンプーを数ヶ月使うことで治癒まで様子を見ますが、治癒しにくい場合は内服薬を服用することになります。軽度の症状の場合におおよその治癒目安は1ヶ月間です。一方、新型水虫菌の保菌量が多く治癒しにくい場合は内服薬(抗真菌薬)を服用したり塗り薬を併用することになります。
新型水虫菌の感染者がいる場合は、感染者の部屋や浴室、脱衣室はマメに掃除することで新型水虫菌の繁殖を防止しましょう。家族に格闘競技者がいる家庭を例にとって挙げるならば、トンズランス菌の予防法の基本は、二次感染防止のため、練習や試合後には早めに体全体をシャワーで洗い流す、トレーニングウェアやタオルをまめに洗濯し新型水虫菌を洗い流す。
新型水虫菌は接触感染する例が非常に多い病気です。新型水虫菌の予防といってもほとんどが通常の水虫の防止法と同じです。またタオルを家族間で共有しないなどが必要です。
●熱で水虫の原因菌であるトンズランス菌を死滅させるには60℃以上の高熱が必要です
●日光の中に含まれる紫外線にも殺菌効果はありますが極微量のためトンズランス菌は死滅しません
●晴れた日に天日干しをしたとしても、直射日光程度の熱ではトンズランス菌は生き残ってしまいます
●感染者が使用したバスマットはマメに洗濯し交換するようにしましょう
●効果的な感染予防は24時間以内にトンズランス菌を洗い流し清潔にすること
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